ストックホルム – 2020年11月24日  世界で急速に成長しているViedoc eClinical suiteは、本日、新型コロナウィルス感染症、対COVID-19ワクチンの第III相臨床試験で、中国安徽省に所在するZhifei Longcom Biopharmaceutical Co, Ltd.との提携を発表しました。

Zhifei Biotech社が4 万人の被験者を対象とした大規模な新型コロナ感染症ワクチン、7754801_COVID-19 第III相臨床試験でViedocを採用しました。この臨床試験は、アジア、中東/アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ大陸と全世界にまたがるもので、世界的なパンデミックに伴い開発が急がれる中、クラウドベースのViedoc eClinical suiteを使用することで、この治験を前代未聞のスピードで進めることが可能になりました。

このほど、Zhifei Biotech社が実施した第I相および第II相臨床試験における、安全性および免疫原性の試験結果が解析され、Zhifei Biorecombinant Protein Covid-19 Vaccineの第I相および第II相臨床試験のデータは、まもなくThe Lancetなどの学術誌に公開される予定です。この試験で得られた、組換新型コロナウイルスワクチン(CHO細胞)の免疫原性と安全性のデータは、ワクチンの開発を継続していくことを支持しています。

Viedoc Technologies 社の共同設立者兼 COO である Henrik Blombergsson は、次のように述べています。「このような極めて重要な臨床試験を実施する Zhifei Biotech 社と協力できることを誇りに思います。今回の新たな提携により、Viedocを使用することで、この臨床試験を加速させることができます。私たちは、開発が急がれるCOVID-19の研究に割引価格でライセンスを提供しています。Zhifei Biotech社によるZhifei Biorecombinant Protein Covid-19 Vaccineの第III相試験を早く終了させることができれば、それだけ早く世界の人々の健康に寄与することができます。」 

Zhifei Biotech社はこのように述べています。「Viedocと協力できることを嬉しく思います。Viedocの統合されたeClinical suiteは、COVID-19ワクチンを開発成功させるための重要な要素です。」


Zhifei Biotech社は、この臨床試験に Viedoc eClinical suiteを採用しました。このスイートには、Viedoc Clinic(EDC システムの中核)、サイトやスタッフの管理が容易になるViedoc Admin が含まれています。その他にも、ViedocMe(ePRO)、無作為化を含むViedoc Logistics (治験薬供給管理)、e-ラーニングなどの機能が揃っています。Viedocを使用することにより臨床試験のスピードとデータ精度が向上します。


Viedoc Technologies社は、eClinicalシステムの開発に特化したソフトウェア企業です。同社はライフサイエンス市場を熟知したチームによって、2003年にスウェーデンで設立されました。同社のクライアントは、主にCRO、製薬会社、医療機器会社、研究機関であり、毎日世界中の人々の生活の向上に貢献しています。