臨床試験では、データの完全性、アカウンタビリティ、トレーサビリティを維持することが重要ですが、データのプライバシー要件と衝突する可能性があります。
義務付けられているイミュータブル(不変の)監査証跡は、個人を特定できる情報を誤って入力してしまうと、取り返しのつかないプライバシー侵害になりかねません。このため、Viedocではマスキング機能を導入しました。
この機能により、試験実施施設でCRF から削除されたが監査証跡では表示されたままであった個人を特定できる情報を含むデータをマスキングすることができるようになります。
技術的には、監査証跡の上に設置されたフィルターであり、監査役や規制当局の検査官の役割を持たない者がその下の情報を見ることを防ぐことができます。今年の8月にリリースされるViedoc 4.60では、試験記録を編集するのと同じように、誤って入力された個人情報をマスキングすることができるようになります。
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